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【水耕栽培】実験2 水道水+LEDで正常に発芽するか

■はじめに

 この記事では、「水道水」と「光」を与えた状態での発芽実験について記す。

 

「水道水」だけを与えて発芽させた実験1で芽が徒長したことを踏まえ、「水道水」に加えて「LEDライト」を照射し、徒長せずに健康な芽を発芽させることができるかを実験した。

 

 

■実験内容

 以下の条件で計10個のリーフレタス種子をスポンジに播種後1週間様子を見た。

 

今回は「水やり楽だぞぅ」という管状の給水スポンジ(https://www.google.com/search?q=%E6%B0%B4%E3%82%84%E3%82%8A%E6%A5%BD%E3%81%A0%E3%81%9E%E3%81%85)に種子を置くことで、十分な水を確保しつつも芽が出てから光に当たるまでの時間を短くできる発芽環境にした。

 

主な実験条件は以下・・・

 

温度:管理せず(11月の室内:20度前後)

養液:水道水

湿度:管理せず(湿度計は80%程度)

二酸化炭素:管理せず

光:白色LEDライトを16時間/日 当てた

 

 

■実験結果

・最短3日で発芽を確認。

・10個中8つ発芽。

・発芽したすべての芽が徒長を抑えられていた。

・茎は太く健康的に見える(写真1,2参照)。

・葉に茶褐色の部分が見られる。(写真3参照)

・4日目以降の成長が見られず。(写真1,2参照)

 

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写真1:4日目の芽の様子

 

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写真2:7日目の芽の様子

 

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写真3:一部茶褐色に変色している葉

 

 

■考察・気づき

①発芽スピードについて

 実験1の時よりも発芽するまでに時間がかかったように思う。

 実験1では最短2日で発芽したが、今回は最短3日での発芽だった。

 これは、播種の仕方による違いだと考えられる。

 前回は半分水に浸かったスポンジの深いところに播種したが、

 今回は前回よりも給水性の高いスポンジとはいえ、表面に種子を置いた。

 このことにより、発芽に十分な水を吸収するのに時間がかかったと考えている。

 

②発芽率について

 今回も実験1と同様、8割の発芽率だった。

 種子の包装を見てみると8割5分以上の発芽率と書かれているので、

 何か条件が悪いのかと思ったが、よーく種子の包装を読むと、、

 有効期限が半年程度過ぎていた。

 逆に有効期限が半年過ぎた種子でも8割は発芽可能だという、発見につながった。

 結果オーライ。

 

徒長について

 白色LEDライトを照射したことで、明らかに徒長が抑えられた。

 正直ここまで違うとは思わなかった。

 発芽には水と光が重要なのだということを体感できた。

 

④葉の茶褐色の変色

 茶褐色に変色した葉はおそらくチップバーンを起こしているのではないかと思う。

 チップバーンはカルシウム欠乏症とも呼ばれ、植物の生長スピードに対して、

 栄養供給がおいついていない証拠である。

 発芽後、子葉が出た段階で葉が緑を保つためには栄養が必要になってくる。

 水道水しか与えていないため、チップバーンが起こったのではないかと考えられる。

 また、水道水に含まれる塩素が栄養の吸収を邪魔した可能性も考えられる。

 

⑤成長の停止

 リーフレタスの成長スピードがどの程度か分からないが、

 明らかに4日目以降成長が止まり、芽の元気がなくなっていったように見えた。

 発芽させるまでが水道水の限界であるのだと思う。

 

 

■まとめ・感想

 思った以上にしっかりとした芽が出てくれたので、感動した。

 しかし、4日目以降育てていくためには水道水ではダメなことが分かった。

 これはレタスが種子に栄養素をあまり持っていないことにも起因する。

 今後は水道水から養液に切り替え、本格的にレタスを成長させる実験を行っていく。

 チップバーンの問題解決は湿度や温度などの要因も絡み複雑なため、

 今の段階では気にせず実験を進めていく。

 当面の目標はレタスを150g程度まで育てることである。

 その後に品質の向上を図る。

 

以上